
「髪にボリュームがなくなってきたような気がする・・・。少し前から上司が変わってめちゃくちゃ行ってくるんだよなぁ・・。」
「去年より髪をセットすると地肌が見えてる気がするんだけど・・・。」
その薄毛、溜めすぎたストレスや過度なストレスによる薄毛かもしれません。
目次
ストレスからくる薄毛は体のバランスが崩れてしまうことから始まってしまう
ストレスを溜めすぎてしまうと、体のバランスが崩れてしまいます。
具体的には、ストレスを溜めすぎてしまうことでホルモンバランスや自律神経が崩れてしまい、血行が悪くなってしまうのです。
よくストレスを溜め込んでしまうと、体のいろんなところに不調をきたすと言われますが、血行が悪くなり脱毛になってしまうことも不調の一つとして起きてしまう症状です。
血行が悪くなってしまうと、栄養がわたりづらくなってしまいます。
頭皮にある毛細血管は、髪に栄養を送っていますが血行が悪くなってしまうことで髪に栄養がわたりづらくなってしまうのです。
ストレスを受けると緊張状態が続いてしまうことが血行が悪くなってしまう原因の一つ
人間には交感神経と副交感神経があります。
副交感神経が活発 → リラックス状態
ストレスがかかっている状態は、交感神経が活発になり体が緊張状態に変わります。
緊張状態が続いてしまうことで体がこわばってしまい、血行が悪くなってしまうのです。
適度な緊張状態で交感神経が活発に動いていることはいいことですが、長時間続いてしまうと体に悪い影響が起きてしまうのです。
また、副交感神経が活発になっているとリラックス状態しているので眠気が出てきたりしますが、副交感神経が活発になると胃の働きが活発になり、体では消化や栄養を取り込もうとします。
食後に眠気が出てしまうのは、副交感神経が活発になり食べたものの消化や栄養を取り込もうとしていることから起きてしまう生理現象とも言われています。
- 目が疲れやすい
- いつもより肩が凝っている
- 腰が痛くなる
- 頭が重く、スッキリしない
- やる気がでない(何もしたくない)
- 普段は無い、立ちくらみがある
- 普段は無い、胃もたれが起こりやすい
- 手足が冷える
- 眠りが浅い
ストレスはAGAの薄毛だけではなく円形脱毛症も発症してしまう可能性がある
実はストレスと薄毛の関係については、科学的根拠は無いと言っている人もいます。
そのため、他のサイトでは「ストレスは薄毛に関係が無い!」と言い切っているところもあるかもしれません。
なぜ薄毛とストレスは科学的根拠が無いと言われているかというと、薄毛には複数の要因がありストレスだけにフォーカスが当てられないからです。
例えば、AGAは男性ホルモンのテストステロンが血液から頭皮にある5αリダクターゼという酵素と結びついてしまうことでDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる違う男性ホルモンに変わります。
さらに毛乳頭の男性ホルモンのレセプター(男性ホルモンを受けるための皿でアンドロゲンレセプターとも言う)と結びついてしまうとTGF-βと呼ばれる脱毛因子を増やしてしまいます。
TGF-βは、毛根にある毛母細胞を萎縮させてしまい髪の成長を阻害するどころか抜け毛を助長して薄毛にしてしまうのです。
というようにAGAによる薄毛の原因は分かっているのですが、ストレスが直接的に関連しているかと言うと「それは違う」という人もいるのです。
また、AGA以外にもストレスによる薄毛と言えば、円形脱毛症や女性に多いびまん症脱毛症が思いつきます。
円形脱毛症もアトピーによるものや自己免疫疾患、遺伝やホルモンの変化によるものがあるため、一概にストレスが原因だとも言えません。
びまん症脱毛症もFAGA(女性の男性型脱毛症)や出産直後などのホルモンバランスの変化によるものがあるため、ストレスが原因と言えないということなのです。
しかし、ストレスを溜め続けている人には脱毛症が起きている人が多いことも事実のため、ストレスと薄毛には関係があると考えたほうがいいと思います。
そのため、ストレスによりAGAの薄毛を加速してしまう可能性もありますし、円形脱毛症のように一気に特定の地点がしばらく生えなくなってしまうこともあると考えたほうがいいでしょう。
脱毛の種類 | 脱毛の症状 |
AGA(男性型脱毛症) | 徐々に髪の毛が細くなり、最終的には毛根から髪の毛が生えてこなくなります。 また、生え際や頭頂部から徐々に頭皮が見える範囲が広がっていきます。 |
円形脱毛症 | 円形や楕円形状に脱毛してしまい、昔は「十円ハゲ」とも呼ばれていました。 AGAとは違い急に脱毛が始まり、円形脱毛症の部分のみ髪が一切生えていない状態になります。 また、場所は髪の毛が生えている部分のどこかで起き、前髪や頭頂部以外にも側頭部や後頭部にも発症してしまうこともあります。 |
びまん症脱毛症 | 髪の毛全体が薄毛になってしまう薄毛です。 男性よりも女性のほうが多く発症しており、出産後のホルモンバランスが変化(崩れてしまうなど)やFAGA(女性の男性型脱毛症)も原因の一つと言われています。 |
ストレスを溜め込まないためにも
ストレスを受けないことはどうやっても無理なので、適度にストレスを発散するようにしましょう。
- ストレスの原因から離れる
- 適度に運動する
- 趣味を作るまたは続ける
- 相談する
ストレスの原因から離れることから始めよう
例えば、仕事からのストレスが一番あるように感じたら、休日や会社が終わったら一切仕事のことを考えないようにしましょう。
明日の仕事は明日考えればいいですし、組織で動いている会社ならあなた一人で抱え込むような会社は辞めたほうがいいでしょう。
うつ病などの精神的な病気もまずは作った原因から離れるところがスタートと言われています。
そのため、趣味や運動も重要ですがストレスの原因から頭を離すようにすることです。
運動や趣味のことで頭をいっぱいにしましょう
運動は体を動かすので血行が良くなることからストレスの発散や体にもいいですが、必ずしも運動一択というわけでありません。
何かしらストレスの原因以外に熱中できるものができればよいのです。
先程、ストレスの原因から頭を離すことが重要と言いましたが、運動も趣味も気がついたら時間が経っていたというように熱中していれば、ストレスの原因になるようなことを考えなくて済むのです。
そのため、ただ運動や趣味をするとしても意味がなく、ストレスの原因が頭から離れていた上で運動や趣味ができていることが重要なのです。
どうしてもダメなら相談してみましょう
どうしてもストレスの原因が頭から離れることができないという人も中にはいます。
その場合は、ストレスのことやストレスの原因を解決するための相談をしてみましょう。
例えば、仕事を振られすぎていて長時間労働しているなら仕事量について相談したほうが良いでしょうし、育児のストレスも旦那や妻、両親に相談してみることで解決し、ストレスの原因が消えていくかもしれません。
各症状も早めの治療をすることで治ることができる
今回ストレスにより、薄毛になってしまいますが「AGA」、「円形脱毛症」、「びまん症脱毛症」のいづれかの症状が主にストレスによって起きてしまう薄毛になります。
いづれも早めの治療をすることで治る可能性が高くなります。
AGAの治療は専門のクリニックに行ってみよう!
AGAに関しては、フィナステリド系の薬とミノキシジルが入っているリアップなどの発毛剤を使うことで治すことができますが、自己判断せずにAGA専門のクリニックで相談しながら治療していくこともオススメです。
もし、効果が無かったときに違う治療法に切り替えることができるからです。
そのため、AGAスキンクリニックで相談してから治療を始めることをオススメします。
円形脱毛症は皮膚科などで治療しましょう!
円形脱毛症は、専門のクリニックがありません。
そのため、皮膚科で薬などをもらい治療してもらうことが一般的です。
ステロイドの内服や外用などの薬などいくつか方法はありますので、医師と相談しながら治療するようにしましょう。
びまん症脱毛症も専門のクリニックを受診しましょう
主に女性に症状が多い、びまん症脱毛症はクリニックが少なかったりしますが中には女性専用の薄毛のクリニックもあります。
こちらはネット上から探してみて自分がいいと思ったクリニックに行くようにしましょう。
さいごに
今回は、薄毛とストレスについての記事を書きました。
適度なストレスなら問題はありませんが、溜め込んでしまったり過度なストレス受けてしまったりすると髪の毛は抜けていってしまいます。
そのため、薄毛になってきたような気がしてきたらすぐに調べてもらい、早めに治療するようにしましょう。
遅ければ遅い分、髪は生えてこなくなってしまうからです。
何ごとも早い治療が大切ということなのです。