
ちまたで話題の「サブスクリプション」ですが、車もサブスクリプションで借りることができます。
ちなみに車を借りるというと下記の3つが思いつきますね。
- レンタカー
- カーシェアリング
- カーリース
まず、上記3つとサブスクリプションの違いをお話したいと思います。
目次
サブスクリプションとは?
サブスクリプションは、買うのではなく、車を借ります。
例えば、トヨタ車のサブスクリプションの「KINTO」では、月々定額の金額を支払うだけで車が借りられ、頭金や任意保険も入っていることが特徴です。
また、エンジンオイル交換などのメンテナンスに関しても月々の料金に含まれていますし、故障した際の代車もサポートしてくれます。
※ガソリンやタイヤの交換は自己負担になります。
ただし、車を借りられる期間や走行距離の制限があり、「KINTO」の場合、借りた車は最大3年間利用でき、利用中に月1500キロ、3年間で54000キロを超えてしまうと超過分支払う必要があります。
さらに汚してしまったり傷つけてしまうと直すための費用がかかってしまう場合もあります。
車のサブスクリプションは、レンタカーのように車を借りるために毎回お店に行くのではなく納車されるため、自分で駐車場を確保する必要があります。
そのため、自宅に駐車スペースがある場合はいいですが、ない場合は駐車場を借りる必要があることと車庫証明が必要になります。
レンタカーとは?
レンタカーは、日単位や時間単位で車を借りることができます。
レンタカーを使って車を借りるメリットとしては、旅先で交通機関がない観光名所を巡りたいときや引っ越しなど1日だけ車を使用したい場合です。
借りた後は借りたお店に車を返すか同系列店へ車を返すかなど選ぶことができ、車庫証明などは必要ありません。
返却時はガソリンを満タンにする必要があるため、乗りすぎるとレンタカーの費用にプラスしてガソリン代がかかってしまうため、費用がかさんでしまうこともあります。
ちなみに任意保険については、レンタカーの料金に含まれていることが多いです。
カーシェアリングとは?
カーシェアリングは、サービスに登録すると駐車場に停めてある特定の車に乗ることができます。
地方に住んでいる方は車を持っている人が多いので馴染みが無いかと思いますが、都会に住んでいると車を持つためには高い駐車場の料金を支払わなければならなかったり、電車などの交通網が発達しているので車を買う必要はないけど、ちょっと遠出したいときに車に乗りたいという場合に向いています。
使い方は登録後にスマホやPCから車を予約して、予約の時間になったらカードなどで認証することで車に乗ることができます。
使用した分の料金はカードから支払われるので、あまり利用しすぎると翌月のカード料金がとんでもないことになっているかもしれません。
利用したら利用した分、料金がかかってしまいますが、レンタカーのように返却時にガソリンを満タンにする必要がないです。
ただし、ガソリンを満タンにしたり洗車すると割引してくれることもあります。
また、24時間いつでも利用することができるので、夜中からちょっとした旅行に出かけるときにも便利だったりします。
ちなみに任意保険は料金の中に含まれています。
カーリースとは?
サブスクリプションと同様に月額で車に乗ることができるサービスにカーリースもあります。
走行距離の上限、頭金なしの月額均等払いなどサブスクリプションのサービスとほとんど似ていますが、違いは下記があります。
- カーリースは色々な車を選ぶことができる
- 車種を変えられない
- 任意保険が入っていないことが多い
車のサブスクリプションの「メリット」と「デメリット」
サブスクリプションのメリットとデメリットは下記のようになります。
・契約終了後に次の新車に乗ることができる
・任意保険を個人で加入する必要がない
・車検も必要ない
・メンテナンス代も必要ない
・申込みは簡単で、ディーラーに何回も足を運ばなくて良い
・月々の料金が場合によっては新車を買うよりも高くなってしまう
・月や年に決められている走行距離を超えてしまうと超過分を支払う必要があり
・車庫証明(駐車場)が必要
・ガソリン代やタイヤ代は自己負担
・気に入っても車を買い取ることができない
個人的にサブスクリプションを使ってみたいか?
音楽などいろいろなサブスクリプションがある中で、今回は気になった車のサブスクリプションについて上記までにまとめてみました。
まとめた上で、下記の疑問に行ってみましょう。
個人的に気になったのは、新車で買ったときとサブスクリプションで借りたときにどっちがお得か?
どっちがお得かを知りたかったので、KINTOで選べるシエンタ(G Cuero HV 1.5L 2WD(7人))を新車で買った場合とサブスクリプションで借りた場合で比べてみようと思います。
細かい部分は同じくできないので、下記の条件で調べてみました。
- 車種はシエンタ(G Cuero HV 1.5L 2WD(7人))
- 色はブラックマイカ
- T-Connectナビ「NSZT-W68T」 7インチ有り
3年で分割した場合:79,188円(ローン計算なし)
3年合計:2,122,560円
※任意保険やメンテナンス料金や車検代は不要
街乗りならサブスクリプションがお得か!?
サブスクリプションが3年間で終わってしまうため、新車も3年で計算しているので新車が高く見えますが、6年ローンなどもあるので新車はもう少し月額の費用は安くなると思います。
しかし、車の利用用途が街乗りなど長距離走ったりしなければ、3年毎に新車に乗り換えることができるサブスクリプションのほうがお得な感じはします。
車の料金だけではなく、任意保険やメンテンナンスも料金に入っているのはかなりのメリットに見えます。
また、3年で乗り換えなので3年毎に新しい車を乗ることができますし、その後毎回2年ごとの車検も必要ありません。
スポーツカーなどのサブスクリプションに無い車種に乗りたい方やずっと所持したい方、一括で車を買っている方以外であれば、次回の買い替えからサブスクリプションを使ってみることもいいかもしれません。
個人的にはサブスクリプションを使ってみたい?
ということで結論としては、機会があったら車のサブスクリプションは使ってみてもいいかなと思いました。
ここでいう機会とは、私が都内に住んでいるので車を使う必要が無いことと駐車場を払う料金が無いので、「機会があったら」にしました。
もし、実家に住んでいたら中古車を買うよりもサブスクリプションを使って見ようと思っていると思います。
だって、3年ごとに新車に乗れますし、KINTOならレクサスにも乗れるみたいですからね。
さらに任意保険も入っているし、メンテンナンスも料金に含まれているということはお得ですね。
ん?ちょっと待ってほしい
サブスクリプションは、いいと思いましたがローンで新車で車を買ってもローンが終わったらガクッと年間の維持費下がるのでは!?
例えば、新車を6年ローンで買ってから10年間その車に乗り続けていたら7年目から車の料金は発生せずに、ガソリン代とメンテナンス代、2年毎の車検と任意保険、駐車場の料金辺りが維持費になると思います。
一方でサブスクリプションでは、1年目から10年目まで車種やオプションでも金額は変わるものの月々5万円以上支払い続ける必要があります。
そう考えると車のサブスクリプションはまだサービスが始まったばかりなので、利用するのは時期が早いかと思いました。
旧式や中古車(あまりにも古い車はやめてほしいですが)でもいいので、月2万円くらいから任意保険あり、メンテナンスありと現在と同等のサービスになったら良さそうですね。
ちなみに今のところ主な車のサブスクリプションは、KINTO(トヨタ)とスマボ(ボルボ)だけみたいですね。
NORELなども「車 サブスクリプション」と調べると出てきますが、カーリースでした。